
代表ブログ/健康・姿勢改善コラム
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骨と筋肉を正しく使う|疲れにくくしなやかな身体をつくる方法|大阪マシンピラティス
2025.05.21

骨と筋肉、どちらも“正しく使う”ことが美しく動ける身体をつくる
「筋肉って大事ですよね?」
そんな言葉をよく聞きますし、実際その通りだと思います。
筋肉は身体を動かすエンジンであり、血液循環を助け、基礎代謝にも関わる重要な要素です。
ですが、“筋肉をつければいい” “筋トレすれば健康になる” という発想だけでは、実は大切なものを見落としてしまいます。
筋肉は、正しく使えなければ逆に「制限」になる
本来、筋肉は「収縮と弛緩(ゆるめる)」のバランスが取れてこそ、本来の働きを発揮します。
しかし、現代人は無意識のうちに力を入れすぎたり、同じ部位ばかりに負担をかけたりして、筋肉が過剰に緊張している状態に陥りやすくなっています。
その結果――
- 肩こりや腰痛
- 脚や腕の重だるさ
- 頭がボーッとする
- 気分の沈みやイライラ
など、身体だけでなく心にも影響が及ぶことも少なくありません。
身体と心はつながっている
身体の緊張状態は、自律神経やメンタルバランスにも影響します。
たとえば、肩がガチガチにこっていると、呼吸が浅くなり、気分も落ち込みがちになります。
逆に、身体がゆるんでいて関節もスムーズに動いていると、自然と気持ちも軽くなるものです。
つまり、「筋肉を正しく使うこと」は、心の安定にもつながるということなんです。
“筋トレ”は、目的ではなく手段
筋トレや運動は本来、関節の可動域を広げ、正しい動作を促すためのものです。
しかし、やり方を間違えると――
- 筋肉が縮みっぱなしになる
- 可動域が狭くなる
- 関節の動きが制限される
といった、かえって身体を硬くしてしまう結果にもつながりかねません。
だからこそ、「鍛えること」よりも、「正しく動かすこと」を大切にしてほしいと思っています。
骨も筋肉も“大切にする”ということ
私は、身体を「骨」と「筋肉」のチームとして捉えています。
骨が支え、筋肉が動かす。それぞれの役割が活かされて初めて、負担のない自然な動きが生まれます。
筋肉だけを過信して力任せに動けば、いずれその歪みはどこかに現れます。
反対に、筋肉をゆるめ、骨を通して動けるようになると、身体は驚くほどスムーズに動くようになります。
骨も筋肉も、正しく使ってこそ、その本来の美しさが現れる。
私はそう信じています。
まとめ
- 筋肉は動力として大切だが、収縮と弛緩のバランスが重要
- 緊張しすぎた筋肉は、身体と心の不調の原因になる
- 筋トレは“目的”ではなく、“身体を整える手段”
- 骨と筋肉が役割を果たすことで、自然で美しい動きが生まれる
筋肉も骨も、正しく付き合えば、あなたの一番の味方になります。