
代表ブログ/健康・姿勢改善コラム
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膝や太ももが痛くなるあなたへ──原因は歩き方にあるかもしれません
2025.05.29

「歩くのって健康にいいんですよね?でも…」
そんなモヤモヤを感じている方、実は少なくありません。
実際、CoKo Pilatesのスタジオにもこんなお声をいただきました。
「歩くのは健康にいいってよく言われるので、最近意識して歩いてるんですが…
太ももの前がパンパンになるし、膝もなんだか痛くて…。私、歩き方おかしいんでしょうか?」
このブログでは、「歩いているのに不調が出る」理由を、身体構造の視点からやさしく解説します。
目次
- 「歩いている」と「歩けている」の違い
- 現代人の歩き方に多い問題とは?
- 正しい歩き方の本質は「重心の移動」
- 歩数よりも大事なこと──体幹を動かす
- 歩行が全身のメンテナンスになる理由
- まとめ:健康的に歩くために、まずは体幹から
「歩いている」と「歩けている」の違い
まず押さえておきたいのが、この2つの違いです。
- 歩いている:ただ足を前に出して移動している状態
- 歩けている:身体全体が連動し、構造的に歩けている状態
ただの“移動”では、身体への負担が大きくなりがちです。
歩行は本来、「背骨・骨盤・肋骨・肩甲骨などの体幹」が主役になってこそ、正しく行えます。
現代人の歩き方に多い問題とは?
現代人の多くは、足だけで歩いてしまう癖がついています。
こんな症状、心当たりはありませんか?
- 太ももがパンパンに張る
- 膝が痛くなる
- 長時間歩くとすぐ疲れる
これらは、体幹を使わずに脚だけで歩こうとしたときによく起こるトラブル。
つまり、「歩いているけれど、歩けていない」状態なのです。
正しい歩き方の本質は「重心の移動」
歩くとは、「足を出す」動作ではありません。
本質は「自分の重さ(重心)を前に送る運動」です。
その際、背骨・肋骨・骨盤・肩甲骨といった体幹が柔らかく連動することで、初めて“正しく歩けている”状態になります。
歩数よりも大事なこと──体幹を動かす
何歩歩いたかを気にするよりも、「体幹を何回動かしたか」に注目してみましょう。
体幹が固まったままでは、いくら歩いても逆効果。
フォームが崩れたままのウォーキングは、身体を硬くし、逆に疲れや痛みを増やしてしまいます。
歩行が全身のメンテナンスになる理由
正しく歩けている状態では、全身が連動し、血流もよくなり、姿勢も整います。
こんな良いことが!
- むくみ・冷えの改善
- 肩こり・腰痛の予防
- 代謝アップ・疲れにくい身体に
つまり、「歩き方を見直すこと」は、「自分の身体をケアする」ことにつながるのです。
まとめ:健康的に歩くために、まずは体幹から
- 歩くこと自体は素晴らしい運動です。
- ただし“正しく”歩くことが、健康効果を引き出すカギ。
- そのためには体幹を使い、身体全体を連動させる歩き方が大切。
- 膝や太ももの負担を減らすには、「足」だけではなく「体幹」も使うことが必要不可欠です。
あなたも、今日から「歩き方の質」を意識してみませんか?
もし「自分ではよくわからない」という方は、ぜひCoKo Pilatesにご相談ください。