
代表ブログ/健康・姿勢改善コラム
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力を抜く第一歩は、身体のイメージを変えることから
2025.06.30

「最近、身体がガチガチにこっている気がする」 そんな感覚を持っている方は少なくありません。マッサージやストレッチで一時的に軽くなっても、本当の意味で“ゆるむ”感覚がわからない。 その原因は、身体そのものではなく「身体に対するイメージ」にあるかもしれません。
目次
- 固い=良い筋肉?その思い込みが身体をこわばらせる
- 筋肉の中に骨が浮かぶ?新しいイメージのすすめ
- 解剖学的思考と“生きた身体”のギャップ
- 流体のように動く身体へ:感覚のリセット
- ▶ 身体の感覚を取り戻すレッスンはこちら
固い=良い筋肉?その思い込みが身体をこわばらせる
多くの人が「筋肉は固くて強いほうがいい」と信じています。ジムで筋肉を鍛えること=健康というイメージも根強いものです。 しかし実際には、常に力んだ状態の筋肉は血流や神経の流れを妨げ、かえって身体のこわばりや不調を生み出す原因になります。
本当に大切なのは、「必要なときに使える筋肉」と「必要ないときに力を抜ける身体」。この切り替えこそが“健康で動ける身体”の鍵なのです。
筋肉の中に骨が浮かぶ?新しいイメージのすすめ
身体をゆるめるために最も効果的な方法のひとつが、“イメージの転換”です。 「筋肉の中に、骨がふわりと浮かんでいる」──そんな感覚を想像してみてください。
このイメージを持つことで、筋肉が余計な緊張から解放され、呼吸も深まり、動きがスムーズになります。逆に、「骨が筋肉にガチッとはまりこんでいる」「全体がひと塊になっている」という感覚は、身体全体を無意識に固めてしまうのです。
解剖学的思考と“生きた身体”のギャップ
私たちインストラクターやトレーナーが学ぶ解剖学は、静止した“ご遺体”をベースに構成されています。そのため、「身体=固体」というイメージになりやすいです。 でも、生きた私たちの身体は、血液が流れ、感覚があり、常に変化し続ける“流体”です。
このギャップに気づき、イメージを変えることで、身体の感覚は大きく変わっていきます。
流体のように動く身体へ:感覚のリセット
骨がプールの中でぷかぷかと浮かんでいる
そんな身体の状態を想像してみましょう。 無駄な力みが抜け、自然な動きと呼吸が戻ってきます。
CoKo Pilatesでは、こうした“言葉と感覚”のつながりを大切にしたレッスンを行っています。イメージを変えるだけで、身体は本来の動きを取り戻すのです。